ロコモの予防には筋力とバランス能力の維持改善が重要 ※ロコモティブシンドローム -国保でHOT情報2018年1月号-

ロコモティブシンドローム(ロコモ)は、関節や筋肉など運動器の衰えによって日常生活に支障をきたす状態のことです。ロコモを予防し、自立した生活を送る「健康寿命」を延ばすには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。そこで、国保でHOT情報ではロコモティブシンドロームについて、増田整形外科病院の増田吉彦理事長にお話を伺い、11月11日にお伝えしました。

ロコモとは、立つ・歩く機能が低下した状態

ロコモティブシンドロームとは、どのようなものでしょうか。

増田先生

「人の移動機能低下は徐々に進行するため、通常の生活では気付かれないこともある」
と話す増田吉彦先生

日本語名では運動器症候群、通称ロコモとも言われます。
2007年に日本整形外科学会より提唱された概念で、骨や関節、筋肉など運動器の障害によって「立つ」「歩く」等の移動する機能が低下した状態で進行すると一人では生活できない、いわゆる要介護状態につながります。
運動器の構成要素である体を支える骨、曲がる衝撃を吸収する関節軟骨や椎間板、動かす・制動する部分の筋肉や神経、そしてそれらにおける頻度の高い疾患、つまりロコモの原因疾患として、骨粗鬆症、変形性関節症、変形性脊椎症や変形性脊椎症による脊柱管狭窄症、サルコペニアなどがあります。
これらが痛み・関節の動きを悪くする・筋力の低下・バランス能力の低下を来たし、人の移動能力を低下させます。
それにより、ロコモの原因疾患は更に悪化するという悪循環に陥ります。
この運動器の障害によって「立つ」「歩く」機能が低下した状態がロコモです。
現在ロコモの原因疾患に罹っていると推定される方は、およそ4700万人と言われ、40歳以上の約60%と非常に高くなっています。

自己チェックでロコモの確認を

ロコモかどうかは、どうすればわかるのでしょうか。

増田先生

人の移動機能の低下は徐々に進行するため、通常の生活では気付かれないこともあり、また自覚されたにしても「年のせい」にされてしまう事も多いようです。
そこで、簡単でわかりやすいようロコモ度テストや自分の症状からロコモに気付く方法として、ロコチェックがあります。


7つの項目のうちいずれか1つ以上に当てはまれば
ロコモの可能性があります。

①立ち上がりテスト両脚または片脚で自分の体重を垂直方向に移動する機能を見ます。
②2ステップテスト2歩分の最大歩幅を身長で除した値(2ステップ値)で水平方向に移動する機能を見ます。

習慣的な運動・適切な栄養摂取・運動器疾患の管理が大切

ロコモの予防や改善をするためにはどうしたらいいのでしょうか。

増田先生

運動については筋力、バランス能力、柔軟性、持久力の維持改善が重要で、特に筋力とバランス能力を高める事を目的としたロコモーショントレーニングを日本整形外科学会が発表しています。
ロコモの予防や改善を図るためには、習慣的な運動、活動的な生活、適切な栄養摂取、運動器疾患を管理することが大切です。

2018-02-02
カテゴリー: 国保でHOT情報 

カテゴリ:国保でHOT情報

入札情報

受付・支払日
入札情報
制度やしくみ
統計情報
広報関係

ページトップへ戻る

インフォメーション

【所在地】

鹿児島県市町村自治会館
〒890-0064 鹿児島市鴨池新町7-4

鴨池南国ビル
〒890-0064 鹿児島市鴨池新町6-6
Copyright© 鹿児島県国民健康保険団体連合会 All Rights Reserved.